7/20 筑波8時間エンデューロ | 『STOP AIDS』を世界に!

『STOP AIDS』を世界に!

自転車のホビーレースを通じて『STOP AIDS』を訴えています。

春に続いての参戦。

今回は会社チームでは無く、寄せ集めチームでの参戦。

ことのはじめは、以前、筑波8耐に出ていた時に優勝したチームに憧れていて、その人たちと走りたいなぁっていうのがきっかけです。

twitter仲間が賛同し、チームが結成できました。

てな訳で、チーム名は『EL DREAM TEAM』
往年のバルサのニックネーム。スペイン語と英語が混じっていて、明らかにおかしいが、そういうんだから仕方ない。

今回集まってくれたのは、黒澤軍団より団長、弥市レーシングよりササ缶さん、seoよりアスルさん、ECUよりふじさん、そしてokamotoより自分。
メンバー的には、結構凄い方が集まった。
それから、PITはお名前は書いて良いのかわからないので、団長のお友達の方。


今回の目的は勝つことな訳で、それ以外は無いって事にしました。

レース前から、連勝しているHONDAさんが参戦してくる事は分かっていたので、今回はHONDAさんと戦いになることは予想していました。
春のもてぎで、圧倒的な強さだったし。


会場に着くと、先着隊よりエントリーチームの情報。
やはり、HONDAがたくさん、BLANCHEがタキサイクルさんの名前で2チーム出ている。それから今回協調体制を取る方向の弥市レーシングさん。J-KAWASAKIさんの2チームも有力そう。

分かってはいたけど、HONDAはJETで走っている方がたくさん、タキも全日本上位の大学生が助っ人来ているらしい。大人気ない・・・、まぁうちらも似たようなものか・・・(;^_^A。

今回の作戦は、数のHONDAには勝てないので、最後まで持ち込んで勝機を掴む作戦。弥市さんとは同じ動きで行くけど、数的不意もあるので、タキとのある程度協力するとの事。




筑波は予選があるようで、TT一周のタイムの良い上位10チームは前から出られるとの事。

VO2max能力の高いアスルさんが参加。タイムは微妙だったと言っていたけど、順位は3位。やはり只者ではない。

幸先良いスタートで、不安も無いことから、スターターはササさんに。


10時スタート。特に何も起こらず。見ている限り凄く平和。ササさんも無難にこなしている感じ。

今回はPIT回数が16回以上なので、30分に1回は入らないといけない計算。
1時間以上は走れないルールとのこと。ところがHONDAが動かない。50分経過した。
違反にならないように余裕もってPITイン。

次はアスルさん。同時にタキさんも入ったので、一緒に復帰を強調している感じ。
でも次の週にHONDAも入ってきたので、集団は一つに。

ところどころでアスルさんがペース上げている感じだけど、あまりやりすぎないようにと無線で指令が・・・。


次は自分なので、準備。無線を使うのは初めてなので、問題のないようにチェック。

HONDAのピットが動いたのでアスルさんに無線で連絡。2周くらいして入ってきたので、自分の番。


ここまでは、同一周回が10チームくらい。やはり予想通りのチームが残った。
今回、PITレーンの速度違反が厳しいとの事で、HONDAのピットはゆっくり。勿論自分もゆっくり。

タキはPIT入っていないようなのでHONDAがローテを回している。他のチームがローテに加わるが、脚を使わせる為にもローテに入られないように弥市さんとすぐ後ろを固める。しばらくすると、HONDA以外回さないで良い的な雰囲気。

先頭交代はHONDA 4人の中3人が行っており、交代しない一人は余裕が無いのか?

つきいちなので楽かと思いきやHRは180くらいだし、NPは270近いので、意外ときつい。

暫くすると、タキがおいついてきた。とおもいきや、そのままアタック。先頭は、FAST LANEやタキも加わり活性化。

そんなこんなで、ひたすらHONDAにはりつくだけ。


暫くすると
HONDAが前上がっていくので、そろそろくるか?

PITに連絡し、いつでも入れるように。
HONDAがペース上げて、自分も同じようにPITへ

・1走目 48:58 256W NP277 180bpm
思ったよりきつかったようです。


つぎは団長へ。
こちらも無難にこなしているので、さすがの安定感。

が、暫くするとHONDAが入ってきた?? 団長は残っている・・・。
やってしまったか。用意が出来ていなかったがさすがの判断で留まったことにより、ふじさんが用意できる時間が稼げた。無線での連絡で助かった・・・。
運も良く、タキも同じタイミングだった。


運良くHONDAの前に出ているようで、ふじさんはタキの大学生と弥市さんとで回し、逃げる模様。
ここにきてタキと強調体制。しかし弥市さんが遅れて、HONDAに吸収されたもよう。

タイミングモニター見ると、J-KAWASAKIも遅れていて、トップ同一集団はHONDAが4とELとタキが2の7チームに。


ふじさんは問題なくこなしてタキと一緒に入ってきた、再びササさんへ。

ササさんも頑張ってくれて、HONDAに追いつき、結構長い間頑張ってくれました。

その後アスルさんに繋ぎ、アスルさんはHONDAと一緒に戻ってきてくれました。

あとから分かったけど、このタイミングで4hリミット賞だったらしく、総合3位だったようです。
記念品貰いました♪


自分はまたHONDAについていくだけなんですが、入りからペースが速い。なんかおかしい。
PITへ連絡するが応答なし・・・。

で、まさかの2周PITイン。無線で連絡したけど、聞いていた人が居なかったようで、団長が準備できていなかった。確認もせず入っちまった。

PITロス1分。やっちまい。

・2走目 6:25 275W NP281W 180bpm

ここから団長が必死で追い上げるが、単独ではやはりきつい・・・。そこそこの集団に合流したが、ペースが上がらず、ラップされるのは時間の問題。

ラップされる前にPITインし、ふじさんへ。
HONDAのPITのタイミングもあり、どうやらタキが前に出ている模様。
タキに合流したようで、ラップダウン。ここから協調関係?
HONDAに追いつけばラップダウン取り返せるし、タキはHONDAをラップダウンできるチャンス。

協調体制は次のアスルさんへ、もちろんタキと一緒にPITイン。アスルさんもうまく繋いで、HONDAとの差は3分くらいまで詰まってきた。

やばいと思ってか、HONDAの1チームは落ちて、タキの集団に入っていた。

次の自分もタキと一緒に行こうとしたけど、PITの速度速い!これ反則とられるかも!で、ゆっくり。PIT出てから、気合で追いかけ。で合流。

状況を話して、取り合えずタキと協調。
かなりハードに先頭交代。前出て320W、下がって240Wな感じ。
しかし、3周でHONDAに追いつかれ、完全なラップダウンになってしまった。

無線で相談し、取り合えずHONDAと同じ動きをすることに。
7周走って、HONDAと一緒にPITへ。

・3走目 21:07 257W NP274W 176bpm

ふじさんへバトンタッチ。

んで作戦会議。もう手だては無いので、HONDAについて行き、ミスを待つことに。

と、タキ2チームがPIT速度違反でPITペナルティ。

こうなると、先ほどまで見方だったタキ・敵だったHONDAの関係が逆転。
HONDAと協力しタキに追いつけば、ELはラップダウン取り返し・HONDAはタキをラップダウン出来るで利害が一致。こんな事をレース中何回もやっていました・・・。

ふじさん・アスルさんでそれぞれ1分くらいずつタキとの差を詰めてくれて、自分へ。勿論ここまでHONDAとPIT合わせてる。何しろ味方になったわけだから、どこでPIT入るかもお互いに情報流す。

で、自分の最終走。
HONDAのメンバーに、昨年なるしまフレンドの夏合宿で一緒に走ったE1のはやかわさんが居た。脚は分かるので、協調して回す。やはり、この人強い!

1分差が周あたり5秒ずつ詰まっていく事が、無線で入る。
HONDAの3人に毎周詰まっている事を伝え勇気付ける。

しかし。脚終わりました。最後の方は攣りそうで、まともに引けない。
HONDAにこの周で入ると言われて、頑張って踏んだけど、もう一周いくとか言われて悶絶。
おきなわで学んだアンクリング走法でなんとか凌ぎ、PITイン。

結局ちょっと詰めただけでした。

団長にバトン渡して、完了。

・4走目 27:00 264W NP274W 180bpm


団長はなんなく追いついた模様。
とうとうタキに追いついた!

ここまでの順位は、HONDA 3チームがトップ。1周遅れで、HONDA 1チーム、EL、タキ 2チーム。

って事で、4位争い!


団長はなんなくこなして、アスルさんへ。

アスルさんも無事にこなして、ふじさんへ。と思ったら、PIT回数足りてる疑惑勃発。

アスルさんへ、やっぱはいないでいい!って無線で指示出すが、時既に遅し。

アスルさんが入ってきて、ふじさんへ。


PITまだのHONDAが抜け出し、PIT義務ほぼ終えたタキとの差は20秒。

またもPIT戦略ミス。

終わったと思いきや、ふじさんが鬼のITT。320Wで踏み抜き、タキの大学生たち二人に追いついた。信じられません。

最後は、団長につなぎ、ゴールへ。

ところが、ゴールタイムが微妙。18時に届くかどうか・・・。
団長には終わる可能性が高いと伝えて、スプリント!勝ったと思ったけど、わずかに17:59。

チェッカーフラッグはふられていたが?

混乱の中。団長が戻ってきた。タキと争っている。でも、最後は惜しくもさされた!


で、結果を見ると6位。あれ、同一周回のHONDAは?

どうやら、ゴールでは無いことを予想し、チームで回して逃げたとのこと。本当にあっぱれでした。


6位と残念な結果ですが、展開が凄く楽しかったです。脚と言うより戦略。F-1以上の頭の使い方かもしれません。こんな事を8時間やっているわけですからね。
8時間頑張ってくれた、PIT係りにも本当に感謝です!
6人目のライダーです、ほんとに!


表彰式でHONDAさんとお話しましたが、45歳以上のチームを勝たせるように組んでいたとの事。
集団内でも先頭交代を要求したりすることも無く、凄く紳士的でした。

会社内での位置づけも、同好会との位置づけで、うちと似ているかも。
レースでもなるべくみんなが活躍出来るように、今回は45歳以上チームを勝たせたり、みんなの一体感が伺えました。
賞金もみんなで分けたり、強い人が偉い雰囲気じゃなくて、同じ企業系チームとしても、凄く尊敬できました。

何より、一切のミスが無かった事も含めて、一番強かったと思います。納得しました!


結果は160周回の総合6位でした。
凄くレベルの高いガチガチなレースでした。


今回、ELとしては、2回のミスが響きました。
やはり、急造チームの欠点ですね。

でも、脚では負けていなかったと思うので、メンバーの悔しさは、もう一度やるって方向ですね。

楽しいレースでした。一生忘れないと思います。